友人にお弁当を作り始めました。最初の目標は週3回、同じ時間に完成させること。

ずっと、お弁当で何かを始めるときは名前をつけようと思っていて、◯◯屋にしようとぼんやり思っていました。プロジェクト名は水奏屋。主人へのお弁当作りがfacebookへの写真投稿で続けることが出来たように、モチベーションのためと、そして記録のためにブログも開設しました。

身内以外の人にお弁当を作ろうと思った理由は大きく2つあります。

一つは、お金をもらって何かを提供することで生まれる”責任”を負うことでしか得られない経験値が今の私にはすごく必要なことだから。(といっても、とりあえず最初の目標を達成するまではお金は頂かないつもりです)どうしても、主人に作るお弁当だと、集中力を欠いてしまうことがありました。どこかで気が抜けていて、焦がしてしまったり茹で過ぎたりっていうのが起こりやすい。身内以外だと集中しているからそういうことはまず起こらない。点火しているコンロ2つ同時にちゃんと意識を向けられるし、遅れたら届ければいいという安易な方に流れにくいので段取りもしっかりしようとする。

それに主人は(非常にありがたいのですが)基本的になんでも食べるし、残さないし、文句も言わないからだんだん味への追求心が薄れていってしまったりもしたのです。でも友人だとちゃんと美味しいものを作ろうという気持ちで集中して作れます。集中し、工夫もする。その中で発見したことの積み重ねは、今までとは全然違うと思うのです。もちろん今まで主人に作ってきたお弁当もたくさん勉強になったけれど、これからは責任をもって作る形での勉強をしていきたい。

もう一つは、地域のつながりを強くしていくため。これは先日「種市前夜祭トーク」で書いたことに繋がっています。

仲間や友人に美味しいごはんを食べてもらって、もっと元気になってほしい。同じものを食べることでの繋がりって絶対あるからそこも深められたらいいなとも思う。やっぱり美味しいものはみんな好きだし、きれいになれれば嬉しいし、仕事が出来るようになったら嬉しいと思う。だから料理スキルが上がれば上がるほど、マクロビオティックの臨床での知識が増えれば増えるほど、地域の人と仲良くなれるチャンスがあった時にそれが深まりやすいと思うのです。

私の住む街には、月に一回集まった人たちで朝食を作って一緒に食べる会があります。そこに参加していくことが、まずは直接的な地域の人との繋がりの第一歩。だからやっぱり料理スキルと知識は絶対あった方がいい。コミュニケーション力が全然違ってくると思う。野菜も近くの農家さんから直接買うことができるので、その時に直接色んなお話をして、地元の農家さんともつながっていきたいと思っています。

友人が世界平和のためにやっているプロジェクトがあります。それは一日一人10分間マッサージをすること。そしてそういうプロジェクトをやっていることを伝えて、マッサージをする人を増やしていくこと。世界中の人が一日10分でも相手の為を思いマッサージをする世界。それはとても平和な世界だと思います。

私にとってはそれがお弁当です。お弁当もマッサージも相手へのプラスの思いの集中力です。そういう”集中力”増やしていきたい。広げていきたい。