失恋ショコラティエのせいで、頭の中が甘ったるい。

更にドラマでは大丈夫だったのに原作だとチョコレート食べたくなる感がすごいの。しかもそれはチョコレートが食べたいわけじゃなく、チョコレート食べてるシチュエーションがやりたくなるっていう食べたさ。香水つけたくなったりワンピース着たくなったり。

バカだなと思う。まんまとバカな女。でもね、思うんだ。こういう脳内お花畑感って本当はあってもそんなに悪いことじゃないのにねって。バカだと言われちゃうのはさ、真逆の残酷な世界があってしかも加担してることに気づかないできゃっきゃしてるからでしょう。チョコレートはちっとも甘くなんかないからでしょう。

恋愛ドラマみて、恋したくなったり、好きな人に会いたくなったり、きれいになりたくなったり、ワンピース着たくなったり、チョコレート食べたくなったりして、それを実行しても誰も、動物も、間接的に傷ついたり死んだりしない世界だったらな…

…とここまで考えて、でも、本当に平和だったらさ、そもそもおしゃれだったりかわいいふりをしながら人間の欲を煽るドラマは、作られない気がする。平和な世界での、純粋な娯楽の恋愛ドラマってどんなドラマなんだろうな。人間の欲を煽らないクリエイティブなものってあるのか?それは純粋に美しいもの?

そういう純粋な美しさって自然の中にしかない気もするよ。

人間の作るものは欲望にインスパイアされたものしかないような。賛美歌とかさえそうだよね。

でもだからといって、諦めたくはないんだ。諦める必要もないんだ。人間に生まれたからには人間なのはしょうがない。だけど、欲にまみれながらも、苦しみながらも、結局、真に美しいものを目指すのも人間なんだと思う。無我を目指すには健全な自我が必要なんだ。 こんなこと書くあたりがチョコレート脳なんだ。

酔っ払いと同じ。あーあ。